嫌消費世代。いいえ、「賢消費」「嫌商品」世代です。(タイトル元ネタ)
この記事を140字内でまとめると下記のようになります。
今の若者を「嫌消費世代」って呼ぶ本があったから読んでみた。色々と面白かったけど嫌消費って言葉はなんか好きじゃないな…。本当は買い物はしたいと思ってるんだよ。消費を避けてるのは自分の将来が不安で、自分の浪費による将来のリスクを避けてるんだからむしろ「賢消費」世代って言って欲しいよ。(140字)
先日、本屋でブラブラしているとある本のコピーが目につき思わず読んでしまった。
クルマ
買うなんて
バカじゃないの?
年収200万円を下回る低収入層が増える一方で「嫌消費」層が増えている。嫌消費とは、収入に見合った支出をしないことである。従来の消費者ならば、景気が回復して収入が増えれば支出を増やすが、嫌消費層は景気が回復しても支出を増やさない。ある意味で、ものづくり企業や流通・サービス業などの売り手にとって、もっとも難しい消費者が増加してきているのである。
嫌消費の事実はどこにみられるのか。どんな層が担っているのか。なぜ嫌消費なのか。嫌消費は広がるのか。彼らにどう対応したらいいのか。経済にどのような影響を与えるのか。本書ではこれらのテーマを明らかにした。そして、この問題の分析に活用したのが「世代論」である。
(「嫌消費」世代の研究 序文より)
この本で「嫌消費」世代というのは大体20代後半から30前半までの人(70年代後半80年代前半生まれ)の事を言い、そこそこ給料も良くなり、そろそろ高い買い物をしてもいいんじゃないかというような世代のことを指すらしいです。まあでも自分の世代も入るでしょなどと思いながら読んでいたのですが、この本を書かれた著者はマーケティング会社の人らしく、すごくよく調べてあるなあという印象を受けました。
そして家で調べてみると偶然なんですが、なんとこの方(と本)、私が先日ネットで見た、日本経済新聞の社説で取り上げられていたのです。
今の若者は上の世代と違って「3K商品」に関心が薄い-春秋(12/7)-NIKKEI NET(日経ネット):社説・春秋
[追記:記事は消されてしまったようです。]
ちなみになぜこの社説を私が読んでいたかというとこの記事に対する2ちゃんねるまとめを見ていたからです。今の若者達はどう考えているか?どうぞご覧下さい↓ [追記:消された本文も載っています]
「若者はなぜ自動車を買わなくなったのか」 ほっといてやれよ・・・ カナ速
ちなみに今の消費不況は著者のによるとこうらしい
就職氷河期到来(2000年前後)
↓
多くの学生が志望していた企業からバンバン落とされる
↓
志望ランクを落とし就職したもののすっかり自信をなくす(劣等感)
↓
自分の能力を考えても将来は不安だし無駄な消費はしない。
というかそもそも車とか旅行とか別に興味ないし。(価値観の変化)
↓
モノが売れない←イマココ!
なるほどなぁ。
少し前ですが話題になった関連した記事としてこんなのも見つけました。
〜略〜
バブル崩壊後、日本企業は3つの過剰(債務、設備、雇用)の解消に走った。若年層の就労は非常に不安定になり、ワーキングプアと呼ばれる人々や、朝日新聞が名づけた「ロストジェネレーション」(就職氷河期に社会に出た20代後半から30代前半の層)を生み出した。
〜略〜
こうした将来の安定が見通せない若年層にクルマへの購入意欲を期待する方が無理だ。「クルマ離れ」には当事者の自発的な意味合いがあるが、そうではなく、無理やり引き離されたというのが実情だろう。
〜略〜
他にはこんなのも
痛いニュース(ノ∀`):若者の“車離れ”加速…ネット世代は、自動車に対する価値観違う
痛いニュース(ノ∀`):“かわいそうな世代”20代、酒飲まず、車を買わず…「貯金は自己投資しないのと同じ」とジャーナリスト
若者がモノを買わない理由–インターネット依存、低い上昇志向・・・:マーケティング – CNET Japan
2chスレでもありましたが若者にお金が回ってこないのが問題ですよねぇ。
ちなみに私の消費傾向を言いますと
本→大学生協(10%引)かAmazon。
PC→Macbook カカクコム購入。家族用はVistaを中古購入。
CD→2,3ヶ月に1枚程度。タワレコ(ポイントウマー)かAmazon。音楽は最近良いアーティストが見つけれてないこともあって最近は買わなくなりました。Youtubeとかニコニコで満足。
DVD→絶対Amazon。まあ最近、近所のレンタルショップがしょっちゅう100円レンタルをやってくれるのでほとんど買いません。
服→最近買わなくなった。季節ごとにそこそこ良いものをメインにもう持ってるので特に買い足さない。ユニクロには抵抗ない。
車→家が駅近なので特に必要ない。乗って行きたい所も無ければ、乗せる人もいない(泣)
(一応断っておきますが、地方都市なので周りには持ってる男、車好きな男はまあまあいます。私には理解不能ですが)
外食→学食くらい。ジャンクフードは嫌い。飲み会は断ったりはしませんが最近、自分が企画すると集めるのが大変になった気がする。
酒→ストレス溜まったときに。好きですが最近ダイエット初めてプチ禁酒中。
欲しいもの→iPhoneもしくはGoogle Phone、新しいパソコン、人との繋がり(彼女とか友人とかコミュニティとか)
もともと裕福でもないのですが、最近は本当にお金を使いません。何故かというとこれはお金使ってモノ買ってる場合じゃないぞというのを肌で感じているからじゃないかと思います。表現はおかしいかもしれませんが「空気を読んでる」んです。時代の空気を。もしかしたらマスコミの煽りに惑わされてるのかもしれません。ですが就職氷河期の再来、同世代のワープアの増加、数年前まで学生就職ランキングに入っていたようなの日本大企業の赤字。まさに尋常じゃない。金を使えというのが酷というもの。
あと日常的にネットショッピングを使っていると、なんでこれこんなに安くなってんの!?と思うことが多いので、店舗でいざ欲しいものを見つけても一回ネットで調べよ、それから冷静に考えよとなってしまって衝動買いをしないんですよね。家に帰って調べる頃には衝動が冷めてしまって買うのをやめることもあったりして。
一若者の声↓
余計な金使ったら負けかなと思っている(キリッ(元ネタ)
なんでこんな記事書いたかというと、「嫌消費」という言葉に引っかかったからなんです。若者だって消費はもちろん好きなんですよ。確かに消費を避ける傾向はある。でもそれは若者は前世代が楽しんできた消費、車持つことによるステータス(笑)、酒を飲んでのバカ騒ぎ、だとかをただの浪費でしかないことを見抜いているのです。それらによって得るモノが少なすぎる。割に合わない。「消費は好き、ただ浪費はしたくない」というのを「嫌消費」と言ってしまうとなんだかずれているような気がするのです。消費全体を避けているのではない。若者が本当に避けようとしているのは、同世代が実際に陥っている困窮した生活であり、具体的には費用対効果の低い買い物であったり、少しの努力を惜しむことによりいくらか余計に支払ってしまうような賢くない買い物を避けているのです。そしてその理由は価値観が変わったからだけではなく、現在の状況が、将来のリスクを考えれば欲しいものも我慢せざるを得ないという切実な状況に変わったのです。自分でもよくわからなくなってきましたが少なくとも私は「嫌消費」な世代と呼んで欲しくないということです。あえていうなら「嫌浪費」であり、「嫌極貧」そして「賢消費」なのです。Googleやニコニコ動画などの無料インターネットサービスが好きなことから「嫌商品」とも言えるでしょう。
私の勝手な意見ですが、日本の今の若者世代が世界的に見て大金持つことはおそらく厳しいのでマーケティングを間違わずにどんどん海外市場に行って欲しいですね。今は円高で大変でしょうけどその分M&Aとかは楽なんじゃないのと思います。
そして私は経済学者でもマーケティング担当でもないのですが、この本はよく調べてあるなと思いました。若い世代に全然触れない上の人たちにはこの本を見て欲しいなと思いました。ただ絶対に上記の2chスレをセットで見て欲しいです。
2chとか格好のマーケティング材料ですもんね。
確かにインターネットなどの娯楽がモノが売れない時代を作ったのかも知れません。ただこれからモノを売るための鍵はやっぱりインターネットだと思うのです。
今読んでる本↓ モノが売れないということはモノを売らずに儲ける時代が来ているということなんでしょうね。


嫌消費世代の一人として
こんな世の中に誰がした?
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